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History

1985年フランスのリュミエール兄弟により、映写機の原形となる「シネマトグラフ投影機」が公開されました。その8年後の明治36年、東京浅草で電気仕掛けの器具類を並べX光線の実験などをしていた「電友館」が改称し、活動写真常設館「浅草電気館」が誕生しました。日本に入ってきた活動写真を上映するにあたり「国家のため電気知識の普及を意図し、電気の名をとどめるように」との条件があり、その名が「電気館」となりました。浅草電気館の隆盛により、全国に「電気館」という名の劇場が次々と誕生していた明治44年、窪寺喜之助が熊本で初めての活動写真常設館「電気館」を現在のシャワー通りに創設。

その好況に刺激され新市街周辺は、世界館・朝日館・松竹館・相撲館などが立ち並び、市民の娯楽の中心となっていきます。大正3年に現在地に2代目電気館が移転、開館。定員900人のまさしく活動写真ファンに応えた近代建築において、松竹キネマ・帝国キネマ・ユニバーサル・パラマウント・フォックスなどの作品を上映し、映画ファンの熱狂は増していきました。 当時は洋画・邦画とも無声映画であり、弁士が説明にあたり、観客席前の和洋合奏団が演奏をするもので、大正中期には、尾上松之助やチャップリンなど、名作として残り得たものが現れます。この頃から活動写真を「映画」と呼ぶようになりました。

時代は移り昭和3年、1Fに飲食店等のテナント、2〜4Fが映画館、屋上娯楽施設、エレベーター設置など当時としては画期的な3代目電気館が落成、以降一帯は映画館街として近代化を遂げます。戦中は地下が避難場所となるなど、戦前〜戦後を通して活躍した建物も再開発のため平成7年に現在のビルへ改築、平成11年に2Fホールにカウンターバー、劇場内座席をゆったりと配置するなど改装。平成15年劇場としては初めて「日本映画批評家賞特別賞」を受賞しました。平成23年、皆様のお陰をもちまして開館100周年を迎えることができ、今後も皆様の心に残る作品を通し、文化・芸術に貢献できればと願っています。

電気館 Denkikan
〒860-0803 熊本市中央区新市街8番2号
Tel: 096-352-2121